講座を通して、私達を取り巻く社会制度や実情をいかに知らなかったか、本当に学びの多い講座でした。
老人介護はもちろんですが、私のかかわるがん患者さんにも、また、発達障害児の皆さんにも、幅広いサポートができればと思います。
がん患者支援は、始まったばかりで、医療機関との密な連携など厳しい面が多く、まだまだな部分が多いのが実情だそうです。
でも、在宅看護にも必要とされる支援だと思うし、患者さんの中には、支援を受けられる事すら十分に周知されていません。
また、小学校教諭免許、幼稚園教諭免許、保育士資格は、大学で取得しましたが、障害児の支援にも、今まで以上に深くかかわれる喜びが。
なんせ卒論が「障害児の絵の訴えるもの」だったので。
最近、何気なく歩んできたように思える道が、だんだんとつながってきているのを感じます。
今回の実習ではたくさんの経験をさせていただきました。
訪問介護で、実際にその方のこだわりを通して、生き方に少し触れる事ができ、その方の理解につながると実感。
それぞれの重ねて来た経験を尊重することの大切さこそが、支援なんだということ。
患者会でも「医療者の前では、嫌われないように物わかりの良い患者を演じている」と、よく本音を耳にする事があります。
今回、訪問介護を体験し、やはり病院でのその方は全てではなく、一部にしかすぎない事を改めて感じ、医療者の皆さんには、その事をお伝えするきっかけにもなっています。その方の背景から、大切にしている想いにもぜひ耳を傾けていただきたいと思います。
色々な立場からのサポートで社会は、成り立っているんだということ、そして、何よりも、患者さんや利用者さんからも、多くの学びと元気をいただいているので、決して一方的ではなく、お互いが支え合っている事を再確認できました。
素敵な出逢いに感謝し、これからも丁寧に歩んで行きたいと思います。
そうそう、ヘルパーの同期の若い子たちには、「瞳ねえ」と呼ばれています。
しつこいようですが、私、黒木 瞳なんだも〜ん。
相手から見たら、どうかわかんないけど、鏡を通さなければ、やっぱり黒木 瞳だも〜ん私。(きっぱり)
最後になりましたが、この講座を無事に終了できたのも、家族の協力のお陰です。
本当にありがとう。
毎日、ずっと座って授業を受ける子どもたちのすごさも身を以て体験しました。(しみじみ)
励まし合いながら、最後まで一緒に頑張った仲間たちにも感謝です。
さて、秋も終盤。
皆様は、今年の秋はどんな秋でしたか?