黒の想い

Ortensia

2011年01月24日 12:21



いきなりこのノートを見せると、大概の大人は絶句する。
なので私は、特に先生方や医療者さんのワークでは、このノートをお見せします。
感想をお聞きすると、案の定ネガティブな言葉しか返ってきません。

さらに、「実は、これはうちの子が書いたものです。」と言うと
「お気の毒に。なんて言ってあげよう・・・」というような、複雑な顔をしてくださる(笑)。


・・黒って悪いのかなぁ?
・・黒って怖いのかなぁ?

いえいえ・・・
ちゃんと想いがあっての事なんですよ。
うちの次男坊が、4年生の頃のエピソードです。
宿題の問題が解けなくてイライラしてきたなと思ったら、突然、落書きノートに鉛筆で、黒のワールドへと向かって行った。
私は何が始まったんだろうと、夕飯作りをしながら遠巻きに見ていた。

「嫌な気持ちがなくなるまで抱っこするよ。宿題ができそうになるまで抱っこするからね。」
それが、彼への宿題の時のサポートだった。

そして気持ちが落ち着いて、「できそうになった」タイミングは、本人に決めさせる。
意外とできるもんですよ。

そんなそんな幼なくてかわいかった次男坊が成長し、私に頼らずに自分で嫌な気持ちと戦う方法を見つけたのである。
それがこの黒のワールド。

その日のメモ日記によると
「宿題がわからなくて嫌な気持ちになったので、鉛筆で嫌な気持ちをイメージして塗りつぶしたら、すっきりして、宿題ができました。」と書いてあった。

そうです。
とうとう、私に頼らずに解決法をあみ出したのである。
いくら私が、「小学生の頃から真面目にしたら、バカボンになるから、たまにはゆる〜くてもいいんだよ。」と言ったって、聞きやしない。
きちんとこなす事が頑張りの喜びになる「青」気質を持つ彼の中でのルールである宿題提出の目標を達成するためには、「黒」の現状脱却願望のチカラが必要だったのです。
言葉に出さないが、周りのサポートなしで淡々と取り組む黒の意味。
次男坊の「青」の気質を理解してあげると、「黒」の想いも理解できるでしょ。

確か、ゆる〜い「緑」気質の長男は、自主学習の漢字の宿題で、プロ野球選手図鑑を広げて、「西武ライオンズ 松坂大輔」と堂々と書いていたなあ・・・。(かなり古っっ)
1ページいっぱいに、木の絵を描いたり・・・ 
極めつけは、4年生なのに九九を書いたり、
内容もかなりゆるいでしょ?(笑)
よその家ならおったまげ〜のエピソードがわんさかの我が家。
セミナーでのネタが豊富でありがたいったら、あ〜りゃしない。

そんな、かわいかった奴らも、今では、抱っこするからと言おうものなら、「うざい」の一言で交わされます。
寂しい寂しい寂しいよ〜。

そういえば、センタ−試験の朝、主人が頑張っての気持ちを込めて娘に向かって「ハグしよう〜」と両手を広げたら、「いやぁ〜」と言われていた。 
ようやく「握手」で、歩み寄り。
こっちにも寂しそうな親がいた(笑) く・くっ。
子どもたちって、しっかり親離れができているんですね〜。


「黒」・・・・・
どうか怖がらないで。
大人は、黒い服、よく着るでしょ。
その時の黒の想いがちゃんとあるんですよ。

ただし、周りと距離を置いている色なので、無理にこじ開けて入り込もうとせずに
「そばにいるからね」の方が気が楽なんです。

私の場合、黒を表出し自己確認できると納得し、すっきりします。
そして、次のステップヘの色探しに向かえます。

心の色彩。
豊かに豊かにな〜れ。




















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